HDL4316G

Grove互換I2Cアドレス変換ボード (LTC4316チップ搭載版)

概要・特徴

HDL4316Gは、スレーブ側にあるデバイスのアドレスを異なるアドレスに変換します。 ひとつの I2Cバスに接続する スレーブデイバスのアドレスが固定されていたり、同時接続した個数が設定可能なアドレス数より多い場合でも ひとつの I2Cバスを共有できるようになります。
変換機能を使用しない場合は、リピータとしても使うことができます。(この場合は、チップ抵抗の付替えが必要になります。)

 
写真1 (表面)
写真2 (裏面)
写真3 (表面 と 裏面)
写真4 (環境センサとの接続例)

注意事項

主な仕様

ABSOLUTE MAXIMUM RATINS

項目 定格
入力電源電圧 -0.3 ~ 6V GNDと VDDライン間
入出力電圧 -0.3 ~ 6V SCL/SDAの入力および出力端子
動作温度範囲 0~70度
上記の範囲を超える状態は、デバイスへの永久的なダメージ・損傷を与える可能性がありますので、 この範囲を越えないようにしてください。 また、この値は、動作をする範囲ではありません。
電圧は、 GNDが基準になります。

電気的特性

項目 定格 摘要
電源電圧 5V (標準) ホストデバイス側から入力された 5Vが そのままスレーブデバイス側に供給されます
消費電流 0.6 ~ 2mA 動作時 I2Cバス アイドル時
SDA/SCL 電圧レベル 3.3V (標準) 動作時 I2Cバス アイドル時
I2C タイミング 最大 400KHz
I2C ホスト側プルアップ抵抗 未実装 プルアップ抵抗は、ホスト側で実装してください。
ホスト側で実装できない場合は、1608サイズのチップ抵抗用実装パッドに実装してください。
I2C 出力側プルアップ抵抗 10kΩ チップ抵抗実装済 (1608サイズ、1/10W)
基板サイズ 40 x 15 x 1.2mm 長さ x 幅 x 厚さ
重量 約3g

使い方

使い方の詳細については HDL4316G 使い方 のページを参照してください。
基本的な使い方は、本基板の CN1側Grove互換コネクタ側に M5Stackや Raspberry Piなどの I2Cバスにアクセスするコンピュータを Groveケーブルで接続します。 CN2側のGrove互換コネクタ側には スレーブアドレスを変換したい I2Cでアクセス可能なセンサや、 ディスプレイなどのデバイスを Groveケーブルで接続します。 なお、Groveケーブルは、本基板には付属していませんので、別途ご用意ください。
本基板を経由すると ホスト側からは、変換されたアドレスでアクセスできます。 i2cdetect コマンド (RaspberryPi OSの場合)などで確認してください。

本基板の種類

本基板は、デバイス側のアドレスを変換する値によって下記の種類を用意しています。変換するアドレスによって選択してください。
型番 変換アドレス値 摘要
HDL4316G-02 0x02 0x02と排他論理和されます
HDL4316G-04 0x04 0x04と排他論理和されます
型番の末尾は、基板裏面の CONFIG欄に表示しています。
型番の末尾は、変換するアドレス値です。今後、種類を追加する場合があります。

動作概要

概要について UPDATEしました。 HDL4316G と HD-AK4316 の動作について に移動しましたので、そちらを参照してください。

なお、変換アドレスを変更するには、基板上のチップ抵抗を交換する必要があります。詳しくは HDL4316G 使い方 のページを参照してください。

そのほか、動作の詳しい内容については、Analog Devices社から発行されている LTC4316のデータシートを参照してください。

資料など

そのほか


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