使い方

Raspberry Pi への装着

Raspberry Pi hardware より、Raspberry Pi Raspberry Pi のGPIOピンヘッダは、下図のように配置されています。


(https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/raspberry-pi.html より)

HDRS-UART のピンは、下図のように配置されています。



Raspberry Pi GPIOピンヘッダ 1番ピンと HDRS-UART のピンソケットの 1番ピンを合せて、装着します。Raspberry Pi 4 Model Bに装着した例は、以下の写真のようになります。


USB Type-Cケーブルの接続

市販の USB Type-C に対応したケーブルを HDRS-UARTの Type-Cコネクタに接続します。
HDRS-UARTは、USB 2.0 (12Mbps Full-Speed) に対応した通信を行っています。 PCなどの ホスト側は、 Type-A または Type-C が使用することが出来ます。
HDRS-UARTに接続した USBケーブルの他方を PCなど USBポートに接続してください。 接続できたら、COMポートとして認識していることを確認にしてください。

以下、 赤い楕円で囲んだ部分が Windows 11 のデバイスマネージャーが COM12 として認識していることを示す例です。



Windows 11 Teratermでの通信例

以下 Raspberry Pi で FreeBSD の シリアルコンソールを起動し、 Windows 11 で Teraterm から アクセスして使う場合を例にします。
Raspberry Pi 用の FreeBSD は、Get FreeBSDから入手することが出来ます。 2023年11月20日時点では FreeBSD 14.0-RELEASE を使うことができます。
ここでは 予め FreeBSD-14.0-RELEASE-arm64-aarch64-RPI.img.xz を 64GB の USB memory に書き込んであります。

Teraterm の通信条件の設定は、下記のようにします。 設定のダイアログ例は、以下のようになります。


※ この例では ポート は、 COM12 になっていますが、実際には Windows 11が認識しているものに置き換えてください。

通信時の画面例

HDRS-UARTを Raspberry Piし、 USBケーブルを使って Windows 11 PCに接続した状態で Teratermを起動した状態で、 Raspberry Pi の電源を入れて起動させます。 実際に 動作しているときの 画面の例です。
FreeBSD 起動時のコンソール (mp4形式)
(初回起動時なので ストレージのリサイズや、 ホストキーの生成が含まれています)

Raspberry Pi OSの場合

Raspberry Pi OS の場合、 デフォルトでは、シリアルおよびシリアルコンソールが OFF になっているようです。 いったん起動させて設定を変更 (これらを ON) してから、再起動すれば、シリアル コンソールが使用できるようになります。
イメージを書き込み、シリアルコンソールの設定を有効にした SDカードまたは、USB memoryで起動すれば、Windows 11 の Teratermなどから使えます。 デフォルトでは、Teraterm の設定は、 FreeBSDの場合と同一です。
Raspberry Pi OS の場合は、ログイン プロンプトが出るまでの間はなにも表示されないようです。 ログイン プロンプトがでるまで 少し待ちます。(起動中のメッセージは表示されないようです)

その他

シリアル端末は、FTDI社製のチップFT234XD をサポートしている端末であれば、使用することができます。
USB Type-Cをサポートした 多くの Android端末でも使用することができます。



USB Type-Cで接続されたMotorola製 Android端末でターミナルソフトを使い、 Raspberry Pi用FreeBSD RELEASE-14.0を起動させたときの様子です。
Raspberry Pi 4 model Bを使っています。 HDRS-UARTに接続するケーブルと、Raspberry Piに電源を供給するケーブルとして 2本の USB Type-C ケーブルを使用しています。


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